小田豊 YUTAKA ODA

 

1945(S20)年3月20日生 長崎県出身

1971年、早稲田小劇場入団。

1973年「アトリエNO.2」で頭角を表す。以後、「トロイアの女」をはじめとする公演や海外公演に出演。

退団後も劇団「眞空鑑」、「卍」、「桃の会」に参加。

1988年よりフリーとなる。

この頃から演技者としての評価は高く、舞台中心に存在感のある俳優として活動を続けている。

また近年は若手の映像の作品にも積極的に参加する。

 

主な出演舞台作品に

野田秀樹『キル』、ロベール・ルパージュ『オペラ・テンペスト』、竹内銃一郎『坂の上の家』(第1回OMS戯曲賞受賞作)、太田省吾『↗ヤジルシ~誘われて』、白井晃『ルル~破滅の微笑み~』、フレデリック・フィスバック『ソウル市民』(アヴィニヨン演劇祭参加)、宮沢章夫『モーターサイクル・ドン・キホーテ』、蜷川幸雄『コリオレイナス』(ロンドン公演他)、栗山民也『氷屋来たる』、菅間勇『猫の墓-漱石の想い出-』(2009年佐藤佐吉賞最優秀作品賞、優秀主演男優賞受賞)、多田淳之介『あなた自身のためのレッスン』『颱風奇譚』、陰山泰行『クリンドルクラックス!』、宮田慶子『長い墓標の列』、森新太郎『エドワード二世』(第21回読売演劇大賞受賞)、

河合祥一郎『から騒ぎ』『まちがいの喜劇』、詩森ろば『わが友、ヒットラー』、瀬戸山美咲『埒もなく 汚れなく』、杉原邦生 木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談-通し上演-』さいたまゴールドシアター
『水の駅』、西川信廣 可児市文化創造センター×英リーズプレイハウス共同制作『野兎たち』など。

 

映画では、冨永昌敬『パンドラの匣(ハコ)』、佐藤央『シャーリーの好色人生』、

テレビではNHK・BSドラマ『かすていら』のやくざの組長の吉永喜一郎役や

NHK・ラジオ FMシアター『鳥』(原作/青来有一「爆心」より)の主人公役・語り(平成21年度芸術祭ラジオ部門優秀賞受賞)の長崎弁は好評を得る。